【檜山城】

秋田県 檜山城 あきたけん ひやまじょう
■檜山城(別名=霧山城、堀内城)=見学自由
■檜山安東氏城館跡
駐車場=スペース?って感じ。  (2010.9.23現在)
住所=能代市檜山
この時は、国道7号の桧山入口信号から県道4号へ。 県道4号を南下し、県道4号から崇徳小学校の南側の 県道294号へそれて東へ進み、小学校への道を過ぎた 次の道を右折。南下すると、左側に浄明寺があり、 その先をさらに南下すると左側に、城址入口がある。 そこから狭い道を上がっていけば城址。 三の丸の手前は、木の根が地面から盛り上がり、 うちの車は断念し、二の丸入口手前のスペース?って所にとめた。

檜山城
檜山城は、檜山安東氏の本城として、室町期から 戦国期にかけて使用された中世の典型的な山城である。 霧山城、或いは堀内城ともいわれていた。 檜山安東氏の起こりは、津軽十三湊安東氏が、 南部氏との争いに敗れて蝦夷島(北海道)に渡り、 後に政季(まさすえ)を檜山に入れて出羽国の 河北一帯を領させたことにあるという。 康正2年(1456)の頃とされている。 この年代や人物については異説もあるが、15世紀半ばは 動かないであろう。そして、政季の子・忠季(ただすえ)が、 明応4年(1495)に檜山城を築いたという。 つづく尋季(ひろすえ)、舜季(きよすえ)の代、 16世紀前半に、檜山安東氏は下国安東氏の宗家として、 蝦夷島から津軽に分布する一族を統括し、さらに蝦夷島 から若狭にいたる日本海交易の発展にも寄与した。 その実績を踏まえて愛季(ちかすえ)は、弘治2年 (1556)に港町として、能代町を成立させた。 愛季は内陸部の勢力拡大にも力を入れて、比内、鹿角を 攻め、永禄13年(1570)には湊安東氏をも併合し、 山本郡から秋田郡一帯を手中に収めた。また 愛季は周辺の戦国大名と交流するだけでなく、織田信長や 豊臣秀吉へ接近も試みて、戦国大名としての地歩を固めていった。 愛季の子・実季(さねすえ)の時、湊安東氏の嫡流を名乗る 道季(みちすえ)の離反によって、いわゆる湊合戦が行われるが、 実季はこの檜山城に150日余の籠城を果たし、ついに反撃に 出て勝利した。 しかし、徳川幕府の成立によって安東・秋田氏は常陸の 宍戸に移され、檜山城には佐竹氏の家臣小場義成が入り、 次いで多賀谷氏に交代した。そして元和の一国一城令によって、 同6年(1620)、破却された。 檜山城は、標高145mの山頂から延びる2本の尾根を 中心に平場、堀切を設けて要害とし、蝦夷館式馬蹄形山城とも 呼ばれる。 (能代市教育委員会の案内板より)
檜山安東氏城館跡登り口 狭い道 土橋跡
(左)多宝院入口でもある。北側から入る方がラク。 (真ん中)かなり狭くて、不安に…。 (右)小さい案内板もある。
古寺跡&登城道跡 切通 登城道跡?
土塁が高くて素敵♪ 車道沿いの遺構は、車中から写していったけど、 クマの不安があるから、車でもドキドキ(^^;)
二の丸の西側&三の丸
(パノラマっぽく加工) 二の丸から西側に続く曲輪。写真右側の道路の 右側は、三の丸の下の帯曲輪。上が三の丸。
写真左の道路の左側が二の丸。砂利道から二の丸へ向かう道の 手前のスペース(アスファルト上)に、車をとめた。
三の丸の手前のスペースに入れた場合、 地面から盛り上がった木の根で、バンパーを傷つける恐れあり…(^^;)
三の丸
(左)南側から三の丸へ。 (真ん中)三の丸は細長く、ほんの少し段差が。 (右)西端(写真奥)に、隅櫓台がある。
三の丸・隅櫓台
(左)櫓台の巨大な石碑は「秩父宮殿下御休憩記念碑」。 (真ん中)記念碑の横に、城址の標柱。 (右)ここから♪
二の丸
(左)車をとめる所が見つからず、 この手前付近のアスファルト上に…。 (真ん中)ブランコの座る所がはずされていた。
本丸
(左)二の丸から石段を上がって、
本丸へ。写真は、二の丸方面を。
(右)本丸。庭園っぽい雰囲気。
(左下)石段を上がって本丸へ。
(下真ん中)左下の写真の左側。
(右下)左下の写真の右側。素敵!
本丸南側&井戸跡(右)
(左=パノラマっぽく加工)土塁が巡り、段差が見られた。 ここの木に張られた遊歩道案内図を見て、井戸を発見(^^)
本丸南側
(左)パッと見ると、道があるの?
って感じ。左側が本丸の土塁。
1番最初に使用した写真がここ。
(右)逆から。こちらも素敵(^^)

(下=パノラマっぽく加工)
左の写真の土塁の間を進むと
両側に細長く広がる曲輪が。
霧山天神宮入口 多賀谷氏居館跡・入口 浄明寺・山門
(左)檜山城入り口の北側で、すぐ近くにある。 (真ん中)霧山天神宮の入口の向かい側。入口だけ撮影(^^;)
(右) 「寛永11年3月17日建立」の墨書が発見され、江戸初期の 数少ない遺構で、「城下がりの門」との由緒がある。

■檜山城
クマ出没の看板で、ドキドキしつつ向かうと、 車道から堀切等が見られていい感じ♪そろそろ 進めなさそうな所で、駐車スペースを探すも、 いい場所が無く(^^;) 先客がいたので、そちらへ向かうと、ゴギギギ〜ッと 嫌な音が!!地面から盛り上がった木の根っこで、 バンパーを引っかいてる(@@)しかも、他の下回りも、 引っかかったのか、はずれてるし…(T_T)急遽、修理 するハメに。どうにか修復できたので、よかったけど…。 凄くテンション下がって、見学どころの気分じゃなかったけど、 折角来たし、安全なアスファルトにとめて、見学する事に。 (他の車が来たら、邪魔だと思うけど…。) 散策してみると、段曲輪が凄く素敵だし、曲輪も多く、土塁も高くて見ごたえがあった♪ でも、クマに遭遇したくないので、本丸までで見学を終了した。 ちなみに、今回の見学時間は約20分。
(写真=松並木から、檜山城方面の遠景を。)

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