【後閑城】

群馬県 後閑城 ぐんまけん ごかんじょう
■後閑城址公園=見学自由
駐車場=無料(2ヶ所あり)   (2005.11.3現在)
住所=安中市中後閑
(この時は)高崎市方面から国道18号を安中市方面へ進み、 市役所入口の次の交差点の 高別当交差点を県道48号へ右折。県道48号を進み、 花の木橋を渡って、県道48号から県道216号へ。 そのまま進んで橋を渡り、215号が直進で、左折が216号の交差点を 直進し、少しすると後閑城址公園(西入口)の案内表示が出るので、 そこを右折。そのまま道なりに真っすぐに進む。道が1台しか通れない様な 道が続くので注意。(東入口からだと駐車場からかなり歩くらしい。)

後閑城 (案内板の写真をクリック→拡大)
後閑城は、嘉吉・文安の頃(15世紀半ば)信州の依田忠政(よだただまさ)が築いたと伝えられている。 上後閑の長源寺にある文明2年(1470)10月3日付けの依田信濃入道寄進状もそれを裏付けている。 この城は、後閑川と九十九川の合流地点に突き出した、南北に続く丘陵の末端部分に築かれた山城。 この山城は、四ヶ所の堀切で断たれ、南端の最も高い部分に「本丸」がある。 本丸は南北約60m、幅約30mで、西には階段状に三つの大郭(西第一〜西第三郭)が並び、 東にも階段状に郭(東郭、東郭群)が並んでいる。また本丸の東南と西南には枝尾根が分岐していて、 それぞれの尾根の基部は堀切で断たれている。 これにより二の丸と南郭は本城から切り離され、いわゆる一城別郭の構造になっている。 二の丸は本丸より約16m低く、大堀切に面して櫓台が築かれている。 このたび後閑城址公園整備にあたり、発掘調査を行ったが、本丸虎口部分の柱穴・二の丸櫓台上の 柱穴の他には、建物に関係する遺構は検出することが出来なかった。(安中市の案内板より)
後閑城は、信州の依田忠政により6年の歳月を費やして、 文安4年(1447)に完成したといわれる。 戦国乱世には、城主が北条政時、新田景純(後に 姓を後閑と改称)信純、真純とかわり、 天正10年(1382)織田方の松井田城代 津田小平次によって攻撃され、 真純以下悉く討死し、城は廃されたと伝えられている。(安中市の案内板より)
西第三郭(駐車場) 西第二郭 西第二郭の横
車1台しか通れない道をハラハラ
しながら進んで、着いた駐車場。
凄くきれいに整備されてあってビックリした。横からの
ラインもとってもきれいで撮らずにいられなかった(^^)
西第一郭 西第一郭から西第二郭を見る 北第一堀切
どんどんと上っていく。駐車場の車が小さくなっていく(^^)
一段下の西第二郭では親子が遊んでた。ほのぼの〜。
凄く大きな堀切!(左下も)
青空と堀切。いい感じ〜♪
北第一堀切 北第二堀切
次の北第二堀切は、少し規模が小さくなった堀切。 北郭から見ると(右の写真)下に続いているのが分かる。凄いなぁ。
北第三堀切 北郭 東郭群
今までの後だから、普通に感じる(笑) 北第三堀切の上。結構高い場所。 「群」だけにこういうのがいっぱい。
東郭群 東郭群の階段を下りて二の丸へ 大堀切
(真ん中)丸い植木がかわいく思える。しかし、アップダウンが多いなぁ(^^;) (右)二の丸の前に、大堀切を。(左下も)
大堀切 二の丸
■二の丸… 後閑城の二の丸は、本丸から約20mの比高差があり、北から南東方向に 「く」の字形に曲がりながら延びている。本丸と二の丸の間には、 大堀切があり、それによって本丸とは完全に断たれた、一城別郭と言われる 構造になっている。これにより、戦いによって二の丸が落とされたとしても、 本城には塁を及ぼさないようになっているのである。 この様な構造は、山城に多く見る事が出来る。 二の丸の大堀切に面した部分には、他の部分より一段高く櫓台が築かれている。 発掘調査の結果、柱跡が確認された為、物見櫓の推定復元を行った。 (安中市の案内板より)
二の丸の奥 二の丸の奥手前の堀 二の丸にある物見櫓
丸い植木が、赤と緑で面白い♪きれいな紅葉には少し早かったかな。 復元物見櫓は、中に入ることが出来た(^^)
櫓台から本丸を見る 南郭 南堀切
櫓台から本丸の少し紅葉している木をパチリ。 あれ?縦堀?見えなくもないような筋が。
南堀切横は一段低くなってた。 東郭 本丸
(左)一段低くなっていたから、気になって写してみた。 (真ん中)また東郭まで戻って上にある本丸へ。
(右)本丸には物凄い数の庚申石碑がズラ〜ッと 並んでて圧倒される。写真は 何も無かった所を(^^;)
本丸からの景色 本丸にある模型
凄く気持ちいい場所だったな〜。堀切がこんなにいっぱいあるし、 見に来て良かった(^^)

■後閑城
緑のきちんと整備された公園だった。でも城址公園というだけあって、 堀切が凄い!郭も1つ1つ区切られてて、ちゃんと案内表示があって、 わかりやすい。ちなみに、左の写真は物見櫓にあるもの。回りに誰も いなかったから、「カン、カン、カン。」と小槌で叩いてみた。誰に何を 知らせるんだ(^^;)あとは、本丸にある庚申石碑。気味が悪くなる位 建ってる。しかし、近道で駐車場へ戻るには、その中を通らなければ ならず、信仰しているわけでもない自分が通るのはどうかと思った…。

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