【安乗埼灯台】

三重県 安乗埼灯台  みえけん  あのりさきとうだい
■安乗埼灯台=大人150円(灯台+資料館)
※雨天、強風時休み(2004.4.29より一般公開)
■安乗埼灯台資料館
入館時間=9時〜16時半(4〜6月/9月〜10月)
      =8時半〜17時(7〜8月)
      =9時〜16時(11〜3月)
駐車場=無料駐車場      (2004.7.31現在)
住所=志摩市阿児町安乗794-1 (H16.10月〜)
伊勢二見鳥羽ライン堅神I.Cから国道42号・167号・260号を 経て県道514号へ。安乗埼の看板が出る。途中から 凄く狭くなり、車1台しか通らないような 道を行きホテルに入らないよう進んで行く。

安乗埼灯台
【施設の概要(周知板より)】
 位置       北緯 34度21分43秒
           東経 136度54分41秒
 塗色及び構造  白色 四角形 コンクリート造
 等級及び灯質  四等 フレネル式 単閃白光 毎15秒に1閃光
 光度       33万カンデラ
 光達距離    16.5海里(約30km)
 高さ        地上〜頂部 12.7m
            水面〜灯火 33.3m

「伊勢の神崎、国崎の鎧、波切大王なけりゃよい」と 江戸の昔から船頭達に唄い継がれたように、ここで 難破する船は後を絶たず、灯台の設置は切なる願いだった。 この灯台は天然の良港的矢湾の入口に位置し、 延宝9年(1681)には烽火(のろし)が設けられていた程で、明治6年 4月1日に総ケヤキ造りの洋式灯台として点灯された。 フレネル式多面閃光レンズを用いた物としては我国最初の灯台だった。 昭和23年に鉄筋コンクリート造に新替えされ、 当初の木造八角形灯台は、現存する最古の木造灯台として、 現在東京の「船の科学館」に移築保存。ちなみに、灯台の施工はR・H・ブラントン。
安乗岬

■溺れ谷・的矢湾… 的矢湾は典型的な溺れ谷で、かつて侵食を受けた谷がその後の 地盤運動の結果沈降し海水が侵入する事により形成。 安乗崎と対岸の菅崎に挟まれた湾の入口は僅か1kmの距離だが、 その奥は深く曲がりくねった入江となって最奥の伊雑浦まで 10kmの長さに及び、その昔、的矢湾が大きな川(谷)であった事を 偲ばせる。(案内板より)
■断崖…安乗岬の断崖は高さ20mに及ぶ海食崖で、 陸地が波によって削られた結果できた。 海食崖の下は波の侵食作用を受けた岩礁地帯。(案内板より)
安乗埼灯台資料館の看板・灯ろうとレンズより
灯台等には光学系の焦点に置いた光源から出る光を屈折、反射作用を利用して 特定の方向に集め、強力な物として外部に 放出する為に「レンズ」が用いられている。 この光源レンズ等光学系を保護する為に取り付けられている物を「灯ろう」と呼んでいる。 レンズは不動レンズと閃光レンズの2種類があって、前者は光をすべて水平に 集め全方向に光を発するもので、 実際には光源を点滅させて閃光や明暗光を発する。後者は水平の特定方向に 細い光を発するもので、実用上はレンズを一定速度で水平方向に回転させ、 見かけ上閃光を発するように光を出す。 灯台の光色に、赤や緑といったものがあるが、それらはその色に見合った色フィルタを 使用している。最近ではLED(発光ダイオード)を使用した赤色の光を出す光源 も導入している。 ここにある物は、不動レンズを使用しており「300ミリ灯ろうと300ミリレンズ」 を組み合わせたもので、防波堤灯台や、鎧埼(よろいざき)・石鏡(いじか)灯台 等岬にある小型の灯台に使われている物である。

■安乗埼灯台
台風が来ている最中に来たもんだから、凄い強風!!潮が飛ぶ飛ぶ!! 私たち以外にもカップルが一組。「私は今!」とマイクを持つ格好で、TVの 台風情報のマネを(笑)潮に濡れながら…。立つのも大変なのに(^^;) それにしても、ここまでの道が狭くてヒヤヒヤ。 対向車が来たら、すれ違えない(^^;) 「この道はバスも通ります」って、絶対嫌だよ〜!台風で良かったかも…。 雨が降らずに、全国でも珍しい四角形の灯台を見れて、本当に良かった(^w^)

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