みやざきけん あやじょう
■綾城(別名=龍尾城、竜尾城)=350円
■綾国際クラフトの城
開館時間=9時〜17時半(時期により変更有。)
駐車場=無料駐車場
2011/5/3現在
住所=東諸県郡(ひがしもろかたぐん)綾町北俣1012番地
この時は、県道26号を西へ進み、案内に従って県道360号へ右折。
案内に従って、左側の鳥居をくぐる。
道なりに進み(目の前に見えてくる)、後は案内に従って進む。
【左】模擬天守の中の模型。
綾城は、元弘年間(1331〜1334)足利尊氏の家臣、細川小四郎義門がこの地方に下向を命じられ、その子・又三郎義遠が綾を領有して築城したと伝えられている。 義遠は築城後、氏を綾と改めている。 義勝(2代)と義廉(3代…よしかね)の頃が全盛で、この時に義門寺(ぎもんじ)や綾光寺(りょうこうじ)を建立したと言われている。 また、義廉が現在のこの場所に居館(綾城)を構え、権力の確立に臨んだ。 綾氏は8代続いたのち、室町時代、8代将軍義政の頃、都於郡城を居城として、日向の国の一大豪族になった伊東氏の家臣となった。 綾城は山東(伊東方)の拠点となり、飫肥の攻防戦(対島津氏)では、綾の城兵も伊東氏1万6千の軍勢の中に加わる等して活躍した。 のちに、飫肥城を手に入れた伊東氏は、日向四十八城の領主として君臨した。 天正5年(1577)伊東氏が島津氏に敗れ、豊後(大分)に落ちてから、島津氏の支配下となった。 この綾城構築にあたっては、日本城郭協会の中世山城の考察に基づき、町内の職人達が綾町に自生する木材を使い、苦心を重ねて完成したものである。(綾城の碑より)
【左&真ん中】小高い山にポツンと見える♪
【右】9時過ぎで早いのに、もう車が…。愛車は青色♪
【左】4郭(駐車場)と3郭の間に掛かる龍尾橋。手前が駐車場側。
【真ん中&右】橋から見下ろして。
【左&真ん中】立派な冠木門と入城券売場がある。
【右】真ん中の写真の正面の道を進むと、龍尾城跡西入口の碑。
■綾城の模型…当時、綾城の建築に携わった、綾町の淵上工務店の渕上清見さんが設計図を参考に1/50のスケールで制作されたものである。(案内板より)
【真ん中&右】ちょっとした休憩所で、綾城の模型や盾の竹束(たけたば)が見る事ができた(^^)
【左】かなり素敵な空堀(^^)写真左が2郭、右が3郭。
【右】写真左側が3郭。こちらに、田中国広の像がある。
■田中国広…新刀の開祖と言われる田中国広は、綾町古屋に生まれ、幼い頃から父旅泊の元で鍛刀に励み、 天正14年(1586)に打った刀は、日州古屋住国広作として、国の重要文化財に指定されている。 また、国広は文武両道に秀れ、伊東氏が没落して豊後へ落ちる際、 伊東マンショ(満千代)の侍臣としての功績も残している。(案内板より)
【左&真ん中】2郭へ。ここは、冠木門じゃない門が立つ。
【右】工芸館。なかなか素敵な外観。
【左】綾陽校記念館。明治21年に建築された綾小学校の校舎を当時のままの姿で移転。
懐かしい郵便ポストまで置かれていた(^^)
【真ん中】1郭方面へ。すると…。
【右】写真付きで、アナグマのお家が紹介されてた。こういうのっていいなぁ(^^)
【左】1郭を向いて右側。なかなかいい感じ♪
【右】】1郭を向いて左側。
【左】立派な冠木門と模擬天守がお出迎え。
【真ん中】1郭側から2郭方面。内側には扉があった。
【右】説明碑。
黒々しくて、首が長い(^w^)
【左】結構狭いけど、誰もいないのでのんびり♪
【真ん中】上手な板張りに見入る。
【右】上から1郭と2郭の堀切を。
【パノラマっぽく加工】今にも雨が降りそう(^^;)右端には、橋(右下の写真)が架かる。
【左】(パノラマっぽく加工)上の写真の左側の景色。
【左&真ん中】近隣の城跡表示のある模型。
【右】国広と伊東マンショ。伊東氏が没落、米良山を経て、豊後に落ちる時、国広が当時8歳の満千代を背負い、
険しい山坂を超え、島津の追手が迫ると身をもって庇い、無事に逃げ延びた時の事を表現したもの。
左から。立っているのが、都於郡城主・伊東義祐、真ん中で座っているのが、 綾城主・佐土原遠江守、右が刀工・田中国広。
都於郡城主、三位入道義祐は、野尻城主等の謀反により島津に追われる身となり、天正5年豊後に落ち延びることとなる。 義祐を城内に迎え入れた綾城主・佐土原遠江守と田中国広は島津の追手から身を守る算段を整え、その策を義祐に進言するのであった。(案内板より)
綾城 2011.5.3記
朝、早いのに車が居るなぁ〜!と思ったけど、殆ど見学者じゃないみたい(^^) それはさておき、ここは、空堀や堀切が素敵だし、模型や説明板が分かりやすくて、いい感じ♪ そういえば、1組の家族が見学していたんだけど、誰もいないと思ったのか、 そのお父さんが、伊東義祐、佐土原遠江守、田中国広の像の前に座り、 「ははぁ!お殿様〜!」って、恭しく頭を下げていた(^^;) 中学生くらいの娘にはうけていたけど、私の存在を知ると、お父さん、気まずそうだったなぁ(笑) 私としては、お父さん、テンションが高いなぁ(笑)なんて、そっちにビックリだった。 そんな温かい家族を見ることもできた、楽しい城跡見学だった。ちなみに、見学時間は約35分。