トロとまったり・tripのページ(龍潭寺)

滋賀県 龍潭寺

しがけん りょうたんじ

■龍潭寺=400円
時間=9時〜17時
駐車場=無料駐車場

2007/11/23現在

住所=彦根市古沢町1104
この時は、彦根城の北側の県道517号を東へ進み、県道329号を過ぎて、船町東信号を左折。 ずっと進んで行くと標識があって、右へ曲がり、JRの線路を渡って (線路待ちをしていると、正面の山に、佐和山城の文字看板が見える)、 すぐ左へ。そのまま走って行くと、右に龍潭寺、左に駐車場があった。

龍潭寺

天平5年(734)、行基菩薩により遠江国引佐郡井伊谷郷に開基。 元中2年(1385)、後醍醐天皇第三皇子宗良親王によって中興され、寺号を龍潭寺とした。 慶長5年(1600)、井伊直政公が佐和山城主となったのを機に、昊天禅師により佐和山麓に移建開山した、井伊家と深い縁を持つ臨済宗妙心寺派の名刹である。 元和3年(1617)諸堂が完成した後は、近江随一の禅刹となり、近郊に十余りの末寺を有する巨刹となった。 さらに全国有数の禅宗大学寮として発展し、特に「園頭科」は日本の造園専門学の発祥とされ、当寺で学んだ全国の禅寺の庭園を手がけたことは広く知られ、 また、元禄年間からは、達磨様にあやかる「だるま寺」として、人々の信仰を集め、四季折々に美しい花の寺としても、広く親しまれてきた。(パンフより)

龍潭寺の駐車場
石田三成公像
大久保忠隣公幽居之跡

【左】駐車場に「佐和山城跡」の看板がある。
【真ん中&右】駐車場から山門へ向かう途中。

道中〜山門

【左】駐車場からの龍潭寺入口を振り返って。
【真ん中&右】少し色付いた紅葉と山門♪

方丈南庭 枯山水「ふだらくの庭」

一面に白砂を敷き、大小四十八石を配して、観音菩薩の浄土である補陀落山(ふだらくせん)の一帯をかたどった、江戸初期の枯山水の名庭。 平安時代の僧慧萼が中国に渡った後、観音様を抱いて帰国する途中に、上海沖の舟山列島まで来た時、観音菩薩の導きによって、島の1つに補陀落山を建てて、 観音様を安置されたという故事にちなみ、その霊場を顕わしている。 白砂は大海、砂紋はさざ波、庭の向こう側の垣根は前が水平線、後方が遥か彼方の雲、中央の島が補陀落山で、中天の大きな立石は、観音様の立ち姿。 島右手の石は慧萼の舟で、私達の世界から仏様の世界への渡し舟となっている。(パンフより)

意味を感じながら、きれいに引かれた白砂の線を眺めてると、心落ち着く(^^)

書院東庭 鶴亀蓬莱庭園

江戸初期に築かれた、開山昊天和尚と小堀遠州合作の名庭で、彦根市の指定文化財となっている。 佐和山の峰を借景にし、築山は過去現在未来全ての仏様をまつる浄土の世界。 池は、龍潭寺の寺号にあやかり、玲龍の池といい、左の岩島が亀島で、右の槙木を中心に鶴を表している。 さらに亀の左には、我国にでも最高のものといわれる直下型の枯れ滝「龍門瀑」がある。 この庭の趣を、井伊大老直弼公は、「龍潭寺なる庭の池をよめる」と題して「世間にすむとにごるのあともなく、この池水のいさぎよきかな」と讃えられた。(パンフより)

【左&右】庭だけでなく、1つ1つの空間、静けさを大事にする昔の人の感性はとても素敵(^^)

龍潭寺 2007.11.23記

佐和山城の登山口にある龍潭寺。龍潭寺入口付近の石田三成公の像を見つつ山門へ。 余りの静けさに、入るのに躊躇しつつも中へ。ここは「だるま寺」で有名なお寺だそうで、巨大な達磨、小さな達磨が数多く並べられていた。 他、素敵な襖絵や籠が置かれていて、じっくり見たいところではあるけれど、この後の予定もあるので、メインの2つのお庭を見学。 枯山水「ふだらくの庭」を、1つ1つの意味を思いながら見ていると、心も落ち着いてくる(^^) 白砂の砂紋をずっと見ていたいくらいきれいだった♪そして、書院東庭 鶴亀蓬莱庭園。 こちらは朝だったので、光が強すぎてしまった。(枯山水は逆光で写すのに苦労した…。) ここの築山の白い石が、妙に人の頭のように見えてしまったんだけど、他の見学者の方も同じ事を話していた(笑) それにしても、襖から見る部屋や空間、凄く素敵!庭だけでなく、そういった造りも個人的に好きで、大満足の見学ができた(*^^*)
(石田三成公の像は別ページで紹介)→ 佐和山城

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