トロとまったり・tripのページ(出雲文化伝承館)

島根県 出雲文化伝承館

しまねけん いずもぶんかでんしょうかん

■出雲文化伝承館=見学自由
■出雲屋敷(旧江角邸)・独楽庵
開館時間=9時〜17時(入館は16時半まで)
休館日=月曜(祝日の場合開館)、年末年始。
※特別展、展示室は、有料。
駐車場=無料駐車場

2010/11/22現在

住所=出雲市浜町520
この時は、県道161号から県道28号へ南下。少し先の左側にある。

出雲屋敷(旧江角邸)

江角家は、幕末に郡役人を勤めた家柄で、明治時代には宍道湖北岸斐川沿いの新田開発で力を拡大し、 大地主として隆盛を極め、また町長など公職を歴任して、地方経済の振興にも貢献した。 第二次大戦後の農地改革の時には、所有地が200町歩余(約200ha)と推定される。(案内板より)

【左】1番上で紹介した写真の長屋門をくぐると、出雲屋敷。
【右】長屋門から続く塀と築地松。

■出雲屋敷…出雲地方伝統の地主屋敷である。敷地の西と北側に築地松を巡らし、前面には掘割があり、橋を渡ると長屋門に至る。 入母屋造りの母屋は南面して建てられ、土間部分は重厚な梁組を見せ、表通りが三間続きで、奥の脚座敷は庭に面した書院造り、 裏通りは居室部分と台所があり、中間に仏間が設けられている。典型的な出雲地方の大型住宅の構えを示している。(案内板より)

【左】敷台間、中ノ間。奥が客間。 【真ん中】土間の天井の梁組が素敵! 【右】台所。

■出雲流庭園…座敷の南西に設けられている当庭園は、明治年代、8代目千代次郎によって築かれたものである。 回遊式の平庭枯山水形式で、巨大な飛び石や短冊石による豪快な平面構成を示している。 黒松を主木として、コウヤマ木・モクセイ・ツツジ・モミジなどを植栽、緑の濃い樹を多く用いる等、 出雲流庭園の典型的なものである。(案内板より)

客間から見られる出雲流庭園!誰もいない客間で、素敵な庭園を独り占め!

独楽庵

茶の湯の大成者、千利休の茶室「独楽庵」と「船越席」・「泰叟席」の三席が組み合わされた珍しい茶室である。 大名茶人として高名な松平治郷(はるさと…不昧公)(1751〜1818)松江藩第7代藩主が、文化(1806)の始めに、 これを求めて江戸大崎の下屋敷に移し、自ら創案する三関三露の露地庭を添えて、終生愛用した茶室。 幕末の動乱で失われたが、当時の詳細な資料を基に復元された。 大名好みの茶苑としては、全国的にも稀有である。(案内板より)

【左】独楽庵へ。
【真ん中】入口。少し色付いた紅葉が素敵♪
【右】外露地。石灯籠の奥が雪隠。次に中露地へ。

【左】腰掛。その奥が雪隠。
【真ん中】中露地。石灯籠の奥が中潜り。
【右】中潜りから独楽庵を。風流だなぁ(^^)

【左】内露地。蹲踞(つくばい)が置かれていた。
【真ん中】左側が船越席・右側が千利休席。
【右】千利休席。

【左】苔香庵の泰叟席。
【真ん中】苔香庵の向こうに見える紅葉が、凄くきれいだった!
【右】反対側から。

出雲文化伝承館 2010.11.22記

塀に囲まれ外観から凄いけど、無料だったので、一安心♪ちなみに、出雲文化伝承館の中に、出雲屋敷(旧江角邸)や独楽庵等がある。 展示室は、観覧料がいるらしいので、入らなかったけれど、出雲屋敷の雰囲気を壊さない建物がいい(^^) 出雲屋敷の庭園は、開放感ある客間から庭園を独り占めできたし、独楽庵の紅葉もきれいだったし満足♪
(写真)展示室。

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