しまねけん きゅうたいしゃえき
■旧大社駅=見学自由
見学時間=9時〜17時(4月〜10月)
=9時〜16時(11月〜3月)
駐車場=無料駐車場
2010/11/22現在
住所=出雲市大社町北荒木
この時は、出雲大社の南側の県道161号を南下し、
県道161号が左折する交差点を直進。案内に従って左折した所に旧大社駅。
国鉄大社線は山陰線の支線として、明治45年(1912)に開通したが、その時の駅舎は今の半分ほどの大きさであった。 大正2年(1913)、出雲大社神苑から神門通りが貫通し、出雲大社から駅まで直結するルートができた。 一方、国鉄山陰線は大正12年(1923)に京都から益田までが全通し、出雲大社への参拝者も爆発的に増え、駅舎も手狭になった。 そこで出雲大社の表玄関としてふさわしい建物へ改築しようと、同年9月に起工、12月に上棟式を行い、大正13年(1924)2月13日に竣工したのがこの駅舎である。 建物のデザインは、駅舎全体に入母屋の大屋根を架けるなど、調和の取れた和風表現に特徴が見られる。中央待合室は屋根を高くし、高窓を設け、左右対称の美しい建物である。 和風の外観に対し、構造は西洋風で、屋根裏の骨組みには、部材を三角形に組み合わせたトラス構造を採用している。 駅舎は木造平屋瓦葺きで、柱などには台湾産などの桧が使われている。壁は漆喰仕上げだが、腰から下は縦板張りである。 駅舎には所々に造作の遊び心が見え、屋根には亀の瓦がいくつか載り、線路へ降りる鉄板にはウサギを見る事ができる。 この大社駅開業により、出雲大社への参拝客は増え続け、昭和35年(1960)には、1日2,000人を超える人が利用していた。 しかし、その後は自動車の発達により乗降客が減少し、平成2年(1990)の大社線廃止により大社駅はその使命を終えることとなった。(説明板より抜粋)
【真ん中】瓦の上に亀♪
【右】線路へ降りる鉄板のウサギ。遊び心が素敵(^^)
日本の代表的蒸気機関車「デゴイチ」は、我が国の機関車発展史上の最盛期にふさわしく、 国鉄の総合技術の枠を結集し、D50型の近代化改良型として昭和11年1号機が生まれた。 以来、輸送量の増加に対応する為、D51の新製車が全国の工場で製作され、昭和21年1月までに実に1,115輌の最大輌数を記録している。 山陰線開通以来、雨の日も風の日も1日も休むことなく、力強く走り続けた蒸気機関車が姿を消す事となり、 昭和49年11月30日に、本州を最後に走ったのが、この"D51形774号機"である。 大社町では、多くの参詣者を運んだ蒸気機関車を後世に残し、青少年の教育に役立たせる為、 由緒ある機関車を西日本旅客鉄道株式会社(旧日本国有鉄道)から無償貸与を受け、出雲大社のご協力により出雲大社神苑に展示していた。 この度、旧JR大社駅整備施策の1つとして、大社町合併50周年を機に出雲大社の特別なご高配により、旧JR大社駅に移設展示して頂いた。(案内板より)
本州を最後に走った機関車!
【左】駅側から。【真ん中】後ろから。【右】内部。
旧大社駅 2010.11.22記
凄くお腹が痛くなってトイレに駆け込んだけど、その後はゆっくり見学(^^)
和風の凄く素敵な駅舎!なのに、中は西洋でビックリ!
駅の奥には線路がそのままあって、デゴイチが置かれているし、見学が楽しい!
線路へ降りる鉄板に、ウサギが書かれていたんだけど、まさか当時の物とは!
瓦に亀もいるし、温かい雰囲気の駅(^w^)来て良かった〜♪
(写真)出雲大社があるだけあって、雰囲気のある街灯。