静岡県 葛山館 |
■葛山館=見学自由 駐車場=無し(入口にギリギリ駐車スペースあり) (2007.10.21現在) |
住所=裾野市葛山 (近いのは、東名高速道路 裾野I.C) この時は、御殿場市方面から国道246号を南下し、 御宿平山信号を右折、少しして県道24号へ右折。 途中、県道24号から葛山方面へそれて(県道24号が右になる所を)、 高速の下をくぐって少しすると、左側に葛山館跡、右に案内板がある。 |
葛山氏館跡 | 荻田・半田屋敷跡 | |
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葛山氏館跡は、中世豪族屋敷の典型的な遺構として、 重要な価値を持つものである。その起源は、鎌倉期まで遡る とされる単濠単郭式の方形館である。 館は、東西100m、南北100mで1万uの規模を持ち、 井戸が二基あった。 土塀は、基底幅7m、馬踏3m、高4m、水濠幅7mで、 東西南北の地形によって、多少異なるが上幅は2mである。 館の大手門跡は、東北隅付近とされているが、北東の 方位は鬼門とされているので、果たしてそうであろうか。 西側の二ヶ所のうち北よりの喰違いの形状を見せるところが、 大手口であろうか。館の西側には葛山氏の四天王と伝えられる 重臣、半田氏荻田氏の屋敷が接続して連なっている。 半田屋敷と葛山氏館との間にかつて堀が存在したのか、 また半田荻田両氏の屋敷の境はどうなっていたのであろうか。 もし堀がそれぞれに巡っていたとするなら、複濠複郭式の館となり、 室町戦国期に発達した形態となるのである。 (裾野市教育委員会の案内板より) |
葛山館
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