【松戸城(戸定邸)】

千葉県 松戸城  ちばけん  まつどじょう
■松戸城=見学自由
■戸定が丘歴史公園=見学自由
■戸定歴史館・戸定邸=有料
入館時間=9時半〜17時(入館は16時半まで)
休園・休館日=月(祝日の場合翌日)年末年始、他。
駐車場=無料駐車場       (2007.5.20現在)
住所=松戸市松戸714-1

戸定邸(とじょうてい)
水戸藩最後の藩主であった徳川昭武(…あきたけ、1853〜1910)は、明治17年に 江戸川を望む高台に戸定邸を建てた。戸定とはこの地の小字名である。 8棟の建物が連なる屋敷は、明治前期の大規模な上流住宅の姿を 伝えるものとして、国の重要文化財に指定されている。 また芝生を用い、洋風を取り入れた庭園は、千葉県の指定名勝である。 隣接する戸定歴史館は徳川昭武の資料を展示している。 かつて徳川昭武が所有していた敷地の内、2.3haは、戸定が丘歴史公園として 整備され、桜、つつじ、紅葉、梅など四季折々の花と緑を楽しむことが出来る。 (案内より)
戸定邸玄関 使者の間 欄間のコウモリ
ここが、松戸城跡らしいので、来てみたけれど、 全然触れていなくて。これで帰るのは勿体無いから、 戸定邸を見学してみた(^^) 徳川慶喜等の戸定邸来訪者には大抵御供が随行していた。 「使者の間」は、この随行者の為の控室である。客は 玄関から、随行者は「使者の間」の内玄関を利用した。 「使者の間」は、昭和21年に撤去移築されたが、 平成10年4月28日、移築先の千葉県印西市より半世紀ぶりに 現在位置に復元された。(案内より)
内倉 中庭 電気カバー
中庭向こうに見える2階に行けるのかと思ったら、行けなかった(^^;) そういえば、電気カバーに葵が施されてた。
客間(真ん中=客間&二ノ間) 庭園
この戸定邸の中心となる接客用の部屋。床の間、違い棚が設けられ、 武家屋敷の中心をなす書院造りが、殆ど装飾を加えずに構成されている。 だが、よりすぐられた杉材や丁寧な建て方、取り付けなどの仕事は、 近代和風建築としての水準の高さを物語っている。 (案内より)
 庭園も素晴らしく、外の陽射しが入ってきて、優しく穏やかな雰囲気(^^)
庭園は、緩やかな起伏の芝生に丸い樹木の刈り込みを 配する和洋折衷庭園の初期の作例である。 高台の尾根に位置し、西側眼下に江戸川、北に筑波、 西に富士を望む雄大なものである。(案内より)
書斎(大気が澄んでると、富士山が見えるとか…)
客間と対を成す小書院であるが、実際には主人昭武の書斎として 用いられた。ここは戸定邸の中で最も見晴らしが良い部屋でもあり、 昭武はこの部屋で日常過ごすことが多かった。床の間には 三幅対を掛けながら、フランス語学習に励むという、正に 明治の華族には典型的な生活を過ごしたのであった。 (案内より)
葵の釘隠し 衣装ノ間、化粧ノ間
客間(表座敷)と八重の間(奥座敷)に挟まれた位置にある 衣装ノ間、化粧ノ間は、床の間が無いので、表向きの座敷とは 考えにくく、その室名のように、来訪した客の更衣・化粧の 為に設けられたものと考えられる。こうした部屋が特に設け られていることは、多彩な来訪者を迎えた旧大名の生活を 反映していよう。(案内より)
八重ノ間 廊下 外側から
客間(表座敷)から離れた「奥」に属するこの部屋は、 室内意匠などからも本来的には主人の居室、すなわち、 江戸時代の大名屋敷で言うと「御居間」と呼ばれた 部分に相当すると考えられる。しかし、昭武の生母 秋庭が奥座敷(秋庭ノ間)を使用したため、この部屋は 昭武の妻であった八重(明治元年〜昭和12年)が使用していた。 (案内より)
秋庭ノ間と欄間
徳川斉昭側室、万里小路睦子…までのこうじちかこ(「秋庭…しゅうてい」 と号した。天保5年〜大正10年)は、実子昭武とともに明治17年 ここに移り住んだ。秋庭は篳篥…ひちりきと和歌を嗜み、 華族会員での雅楽同好団体「糸竹会…しちくかい」にも早くから参加し、 歌集には「面影」が残されている。また、万年青を愛好し、 昭武の子供達の良き教育者でもあった。(案内より)        欄間には蝶々や千鳥が施されてあって、可愛い(^^)
外から 不老門 竹林
戸定邸も素敵だけれど、公園内も庭園のような雰囲気で、 とても落ち着いた雰囲気。だから年配の人が多いのかな?
松戸城跡でもあるんだけど、公園と化して面影も無く。 石垣は階段の一部。絵になるなと思って…(^^;)
戸定歴史館 松雲亭 戸定が丘歴史公園入口
戸定歴史館は、徳川昭武と徳川慶喜についての専門博物館。
昭武の遺品、昭武と交流の深かった慶喜の遺品も収蔵。

■松戸城
松戸城といっても面影も無く、案内板にも触れていないので、詳しくは分からず…(^^;) ここにあったんだろうなぁ〜と公園を歩くも、案内板の地図でイメージするほど広くなくて、 こじんまりした感じ。せっかくなので、戸定邸を見学してみると、庭園のきれいなこと(^^) 部屋も、電気の灯りだけじゃなくて、陽射しで明るくて、落ち着く感じがよかった。

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