【日光・神橋】

栃木県 神橋 とちぎけん しんきょう
■神橋=500円
駐車場=近辺有料駐車場   (2005.11.18現在)
住所=日光市上鉢石町
東北自動車道宇都宮〜日光宇都宮道路、日光有料道路日光IC を左、そのまま道なりに進み(日光道路 いろは坂と書いた) 御幸町交差点を左折し119号に出る。そして、神橋交差点の左側に、 神橋が見える。その近辺にも有料駐車場があるが、神橋交差点  247号を右折。橋を渡る手前の斜め左へ進み、すぐ右の駐車場を過ぎ、 左にある駐車場を過ぎて、その先の右にある大きな日光東照宮駐車場に、 今回は駐車した。247号を左折後も、少し走ると右に有料あり。 行き方で、ICを左に、そして交差点を右折すると119号に出て、 左折でもいいけど、渋滞の時もあった。

神橋
■日本三大奇橋の1つ(※2通りあるので、4つ。) 山口・錦帯橋 、山梨・猿橋、ここ or 徳島・かずら橋

聖地日光の表玄関を飾るにふさわしい朱塗に映える美しい神橋は 昔は「御橋」(みはし)、「山菅の蛇橋」(やますげのじゃばし)などと呼ばれ日光二荒山神社の建造物で 国の重要文化財に指定され、平成11年12月に世界遺産に登録された。 橋の長さは28m、巾7.4m、高さ(水面より)10.6mあり、高欄には 親柱10本を建て、それぞれに擬宝珠が飾られ(乳の木)と橋板の 裏は黒漆塗で、その他は朱に塗られている。 奈良時代の末に、神秘的な伝承によって架けられたこの橋は 神聖な橋として尊ばれ、寛永13年に現在のような神橋に 造り替えられてから、もっぱら神事・将軍社参・勅使・幣帛供進使などが 参向のときのみ使用され、一般の通行は下流に仮橋(日光橋)を 架けて通行することとなった。 昭和57年男体山頂鎮座1200年祭斎行に際し、昭和48年よりその 奉賛を目的として、広く一般に公開され、平成9年より 今回の大修理が行われた。山間の峡谷に用いられた「はね橋」の 形式としては我が国唯一の古橋であり、日本三大奇橋 (山口県 錦帯橋、山梨県 猿橋)の1つに数えられている。(案内板より)
■神橋の伝説… 奈良時代の末、下野の人沙門勝道は、その伯父・大中巨諸清たちと、 深く尊崇する霊峯二荒山(男体山)の登頂によって鎮護国家、 人民利益の為の大願をたてた。 天平神護2年3月(766年)勝道上人一行は大谷川 たどりつき川を渡ろうとしたが、岩をかんで流れる大谷川の激流の為 渡る方法が無く、困り果てた。上人は一心に祈念を凝らすと、川の北岸に ひとりの神人が現れた。その姿は夜叉のようで、身の丈一丈余、左手は 腰にあんじ、右手に二匹の蛇をまき、上人に向かって「我は深砂大王である。 汝を彼の岸に渡すべし」といいながら手にもった蛇を放つと、赤と青二匹の 蛇は、たちまち皮の対岸とを結び、虹のように橋をつくり、瀬に山菅が 生えたので、上人一行は早速これによって急流を渡る ことができたという。ふり返って見ると、神人も蛇橋も すでに消え失せてしまっていたので、上人は合掌して、 深砂大王の加護に感謝し、それ以来この橋を山菅の蛇橋と呼んだという。 (案内板より)  (右)大谷川。ほんのり紅葉がいい感じ〜♪
擬宝珠を入れて 真ん中のゴム上を歩く 渡って奥から
擬宝珠は本当は10個。でも9個。
1個は宝物館に保存。
巫女さんが、下駄で滑ってたぐらいに
歩きづらい。橋を守る為だとか(^^)
凄い場所に橋脚がある(@o@)
自分の目で見ると圧倒される!
見学台から
■上の矢印=橋桁(乳の木)は樹齢400年以上のケヤキを用い、 両側の岩盤の中に約4m差し込まれている。 (国道のセンターラインを超える。)

■下の矢印=小屋根は橋上部、橋板の腐食時に、水の侵食から 橋桁(乳の木)を守る為に取り付けられた、特殊な構造である。
丁度、団体客が引けた時で、ホッと見学台へ。 どこからそんな木を?と思わずにいられない。それにしても迫力!
構造上の特徴

橋桁を乳の木と称し、大材の乳の木を両岸の土中あるいは 岩盤中に埋め込み、対岸より互いに斜め上向きに突出させて 桔ね出し、さらにこの先端を石製橋脚で支持して (片持梁形式の桔木構造)、迫り出た中央部でこの両 桔木へ短い橋桁を台持継により上方から載せ置き、台形状に 略円弧を形成して骨組みを造り上げる構法。現存する重文 木造橋8基のうちでも、唯一の特異構造。 従来の数層の桔木を持ち送りに迫り出すはね橋本来の形式 (橋脚を建て難い山間の渓谷に用いる工法)から、大材 1本による乳の木方式に改良し、スリム化した弱点を、 橋脚を付加することで補強する構造で、はね橋と桁橋を 組み合わせた当時の先端的技術を取り入れた新工法。 桃山期よりの城郭建築の発展に伴う、土木技術並びに 橋梁技術の発達が背景にある。この工法で、材木の総堆積・ 重量の軽減、並びに組立の簡便・危険度の低減が図られた 一方、洪水による橋脚の流失リスクは増すことになる。(案内板より)
手すり なで石 損傷の記事
(真ん中)気持ちをこめてなでると、心が丸く豊かになり 夢が叶うといわれるんだとか。  (右)マナーは守ろう(^^;)

■神橋
さすが観光地。朝9時半に着いたにもかかわらず観光バスが。 でも、ちょうど見学が終わったところらしく、人がいない状態で ゆっくり見る事が出来てラッキーだった(^^)下から見るなんて 普通出来ないから、得した気分♪期間内に見れてよかった〜(^^) 団体さんがたむろっている場所があって、「何だろう?」と、 近寄ると「なで石」が…。なでると、心が丸く豊かになって、 夢が叶うとあらば、「なでておくしかないっ!」と、なでなで。石は ひんやりと冷たくて、ツルツルだった(笑) (※この時の下部構造の見学期間=2005.4/20〜2006.4/19。)

【 栃木のもくじ 】 上へ
下にメニューフレームが出ていない場合の、top へは→ top に戻る