■大手曲輪…玉石舗装された虎口を持ち、曲輪内部は掘立柱建物が2棟と土壙3基などが検出された。
曲輪の場所から大手口を擁護する施設があったのではないかと思われる。(佐賀県教育委員会・堀秀治陣跡の縄張り図の案内板より)
■大手曲輪…大手口に隣接する曲輪で、昭和60〜62年度(1985〜1987)の発掘調査で、斜面を掘削・盛土して平坦面を造成したことがわかった。
曲輪内部は、柱を土に直接立てた掘立柱建物の柱穴の跡が残っており、馬小屋または警護施設として機能していたのではないかと考えている。
平成元年度(1989)に曲輪内部の保護の為、盛土・張芝を行い、建物の平面形状や柱穴の位置が分かるように表示をするとともに、入口は石段と玉石を補充した。
平成4年3月(佐賀県教育委員会の案内より)
【左】大手曲輪への虎口。短い石段がずれてあったよう。(2018/1/4撮影)
【真ん中】大手曲輪側から虎口を見下ろして。(2018/1/4撮影)
【右】大手曲輪側から大手道方面。結構な上り坂。(2018/1/4撮影)
【左】南東側から見渡して。こじんまりした印象。(2018/1/4撮影)
【右】左の写真と同じで、より掘立柱建物跡が見える感じで。(2018/1/4撮影)
【左】西側の掘立柱建物跡。(2018/1/4撮影)
【真ん中】北西側の掘立柱建物跡。(2018/1/4撮影)
【右】案内板より発掘調査状況。(2018/1/4撮影)