石垣は、表土を削り溝状に岩盤を掘り込んで、安定した根石を据えるよう工夫されている。 図(天守部分現存石垣配置図)は現在の石垣を示したものだが、天守台(A部・B部・C部)部分は、全て岩盤上に積み上げられたもので、内部はこぶし大から人頭大の栗石でびっしりと充填されていた。 本丸のD部は、岩山の斜面に積み上げられた構造となっている。 福知山城に現存している石垣は、大小の自然石(野面石)を用いた「穴太積み」技法によって積まれている。 天守台・本丸の石垣は、発掘調査の結果から、3回の増築が行われていることが確認されている。 また石垣には五輪塔・宝篋印塔などの石塔が大量に転用されている。 現在、石垣に組み込まれているものが約90点、天守台石垣内部から出土したもの(石垣内部の 栗石として使われていたもの)や約250点、近代以降の積み直し部分には約70点が 使用されており、その多くはA部に集中している。年号が刻まれているもので最も古い石塔は延文4年(1359)、新しいものは天正3年(1575)である。(案内板より)
【左】分岐付近から見上げて。下から辿り着くと道なりと右へ向かう道、右へ少し進んでの石段と選べるけれど、この時は右へ続く道で高い石垣を堪能してみた。
【真ん中】分岐から右へ少し進んでの石段。
【右】左の写真の右側方面。
【左】右上の写真の右側、本丸北東の石垣。
【右】左の写真(本丸北東の石垣)から左(北)へ向かって、北東の石垣方面に振り返って。格好いい!
【左】右上の写真の左側。少しだけ塀が。
【真ん中】右上の写真の右側。高い石垣と小天守。
【右】真ん中の写真の小天守の右面から。奥に大天守も見える♪
【左】本丸に続く石段と北西側の門。ここへ来る前に雨が降ったので、 しっとりとした色の石段が素敵(^^)
【右】本丸の北西側の門。高い石垣を見ながら小天守を見上げつつ、門へ続く素敵な石段を通るからこっちのルートの方が好き♪