トロとまったり・tripのページ(松山城 その9)

二之丸史跡庭園

松山城の二之丸は、本丸を防備する為の施設で、南と西側には内堀があり、高い石垣と強固な櫓や門、それらをつなぐ塀によって周囲が囲まれていた。 二之丸邸は、蒲生忠知(がもう ただちか)の時代(1627〜1634)に完成し、明治5年(1872)の火災によって焼失した。 二之丸跡は、国指定の史跡で、昭和59年に発掘調査が開始され、3ヶ年の年月をかけて、江戸時代における貴重な遺構群を検出した。 その遺構は、記録したうえ覆土して、大切に保存されている。この二之丸史跡庭園は、表御殿跡と奥御殿跡とに大別される。 表御殿跡は北半分にある「柑橘・草花園」で、各地の柑橘類や草花で昔の部屋の間取を表現している。 奥御殿跡は、西南部にある「流水園」で、水と砂利と芝生で昔の部屋の間取を表現している。(案内板より・絵図も)

案内板
二之丸専用駐車場
二之丸の石垣

タダだからか車が多い駐車場。 ラッキーにも、少し待つととめられた♪ 高〜い石垣を見つつ、県庁側から行くことに。

二之丸西側
県庁
三の丸跡

以前の三の丸跡は、いろいろな建物があったらしいけど、今では取り壊されて工事中。何に使われるのかな。

二の丸の南側

【左】三の丸跡を見つつ坂を上がる。
【真ん中】南門下。危ないのか石垣に覆いが。
【右】下からだとこんなに高い!

南門

【左】振り返って。左上にあるのが南門。
【真ん中&右】多聞櫓の南側に続く先にあるけど、ここからは入れない。 この門は、史跡庭園として整備時に、維持管理用に作られた通用門らしく、 この付近には、番所があったみたい。

多聞櫓(外側から)

凄く長い!広角レンズでよかった(笑)
【左】南側から。 【真ん中】西側から。 【右】二之丸史跡庭園への入口。

多聞櫓の門&内側の門

【左】多門櫓の門を振り返って。入って石段があるとは、思わなかったなぁ。
【真ん中】入って右側へ。 【右】振り返って。

多聞櫓(内側から)

【左】室内は、展示室や休憩所。
【真ん中】多門櫓入口。反対側に入場券売場。
【右】井戸側から。

【左】休憩所。ベンチがあるので嬉しい。 【真ん中&右】模型。

墨刻された石材

平成13年3月24日に発生した芸予地震によって、史跡松山城内の本丸・二之丸地区の石垣や建造物も被災した。 この石材は、災害復旧工事に伴う確認調査の際に解体された石垣の1つである。 本来であれば、墨刻後に刻印されるものと考えられる。 ひょっとしたら、石工さんがノミで彫るのを忘れたのかもしれない。 刻印は多種多様のものが見られるが、墨刻状態での残存は稀である。(未刻印の種類:三つ星)(案内板より)

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